ユベントスコーチブログ J’s Voice!
2014年06月05日
J’s Voice
NPO法人ユニオンスポーツクラブ ユベントスJFCスポーツ少年団(以下ユベントス)コーチの勝手につぶやくブログです!お時間があるときに気楽にお読みください!
voice no.081 モチベーションアップ 2014年6月5日
先週のちょうど水曜日に元浦和レッズの福田正博氏による「”モチベーションアップ術”講座」を大宮のパレスホテルにて聞いてきました。1時間の講座でしたがいろいろな話が聞けてまさしくモチベーションがアップしましたのでその内容を今週はテーマ別にアップしたいと思います。
福田氏自己紹介
福田氏の年齢は47歳で、同級生には考えられませんがまだ現役の選手がいますと話をして場内は大うけでした。そうその同級生は三浦知良選手で1学年下にゴン中山選手がいる年齢です。サッカーを始めたのは小学5年生の時でそれまでは野球をやっていてプロ野球選手を目指していたが担任の先生がサッカーを指導していて半ば無理矢理サッカーをやらされていて嫌々取り組んでいたそうです。
2014年ワールドカップブラジル大会について
話の冒頭は間もなく開幕するワールドカップについての話でした。
メンバー発表についてや代表の年齢構成についての話の後に優勝国についての話がありました。
ずばり優勝はアルゼンチンでメッシが活躍するということです。
アルゼンチンの優勝の根拠はこれまでのワールドカップにおけるデータによるものです。
優勝候補は、ブラジル・アルゼンチン・ドイツ・スペインなどと言われていますがまず、これまでのデータ・ジンクスを元にどこが優勝かを導き出します。
①アメリカ大陸(北アメリカ・南アメリカ)での大会で優勝しているのは南米のチームのみでヨーロッパのチームは優勝していない。→ドイツ・スペインなどが除外。南米代表のブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・チリ・コロンビア・エクアドルに絞られる。
②前年に行われたコンフェデレーションズカップ優勝国は翌年のワールドカップでは優勝できない。→昨年のコンフェデは、ブラジルが優勝。ブラジルが除外
③ワールドカップ直前の南米選手権の優勝国は、優勝できない。→直前の南米選手権優勝は、ウルグアイ。ウルグアイは除外。
④残る南米のチームで優勝経験のある国はアルゼンチンのみでアルゼンチンが優勝。
⑤アルゼンチン優勝の補助情報でワールドカップの年にバロンドール(ヨーロッパの年間最優秀選手)をもらった選手はワールドカップで活躍できないというジンクスがある。→2009年から連続で受賞していたメッシは今シーズンは不調で今年はポルトガルのC・ロナウドが受賞。メッシはワールドカップで活躍してC・ロナウドは活躍できない。
ただ、前回の南アフリカ大会では、ヨーロッパのチームはヨーロッパ大陸以外の大会で優勝できないというジンクスと初戦に敗れたチームは優勝できないというジンクスを破ってスペインが優勝しているので何が起こるかはわかりませんがワールドカップの話になった時に、これらのことを知っておくとサッカー知ってるなと思われますと締めくくっていました。
自分はこの情報のほとんどを知っていましたがアルゼンチンにとってブラジルは完全なアウェーになってしまうので優勝は厳しく、これらのジンクスを破ってドイツあたりが優勝するんじゃないかと思っています。個人的には前回の大会では実現しなかったブラジル対スペインの対戦が見てみたいです。
日本代表について
福田氏はドーハの悲劇を経験した元日本代表の選手ですのでその時の話をたくさんしてくれました。とても含蓄のある話でした。
92年からオランダ人のハンスオフト氏が代表監督に就任。初めての外国人監督。
オフトが来て何が変わったか?
それまでは、韓国・北朝鮮には全く勝てなかった。韓国はフィジカルが強く、日本はフィジカルで劣っていた。
オフト以前の監督の下では、韓国に勝ちたかったらもっと走れという指導だった。
オフトは相手の得意な所で勝負するな、技術・戦術で勝負すれば勝てるという指導だった。
そうすると試合の70分過ぎになると以前は日本の選手が足をつっていたのに、オフト就任後は韓国の選手が足をつっていた。
以前の監督は日本の短所を克服しようとして、オフトは日本の長所を伸ばした。
日本人は、戦う前から相手を恐れて、必要以上に相手を強く感じてしまうことがあった、それを察してかオフトは試合前に
ホワイトボードに貼られていた韓国のメンバー表を取るとグチャグチャにしてそれを足で踏みつけて「何も恐れることはない、技術・戦術面では日本の方が絶対に上だ」と伝えた。それを見てとても勇気が持てた。そして、韓国にも勝つ事が出来た。
選手としての心得 ※箇条書きでメモをしたので流れがうまく伝えてられ手いませんが部分部分で読んでください!
自分を知るのに必要なこと→素直さ
人の話を聞ける素直さが人を成長させる
それが出来る代表選手は、岡崎選手で元レッズの野人岡野選手もレッズ入団時はただ足が速いだけだったが話を素直に聞けたのでどんどん成長して長い期間プロでいられた。
自分への忠告をしてくれる人を親身になって話をしてくれる人を近くに置いて置けるかどうかが重要。自分に取って耳障りなことを言ってくれる人を遠ざけて、自分に取って都合の良いことを言う人のみを近くに置いてしまいがち。自分もメディアの仕事をするようになって急に友達や親戚が増えると言われているように急に連絡が入ってきたりした。チヤホヤされている時は良いが自分が窮地に追い込まれた時に必要な人は自分への忠告をしてくれるような人で、そういう人を遠ざけてしまうと自分が本当に困った時に誰もいなくなってしまう。
次に大切なこと
感謝の気持ちを忘れてはいけない。自分ひとりでは何も出来ないことを知るべき。今の若い選手はそれが全然分かっていない。
そして、最後に大切ことは「運」。
何だ結局運かと思う人もいるかもしれないが運は待っていてもこない、自分で引き込むもの、自分は運がついていると思うしかない。
コップに水が半分入っている状態を見て、もう半分しかないと思うのかまだ半分あると思うのかで全然違ってくる。
怪我をしたときに、怪我をしてしまったと怪我をしたと嘆くのか、こんな怪我で良かったと思うのかで違う。考え方次第で立ち止まるのか、一歩下がるのか、一歩前へ出るのか変わって来る。
考え方一つで運を呼び込むことが出来る。
楽しもうとしない人に楽しいことは絶対におきない。コンビニの前でたむろして、無気力な人には絶対に物凄い楽しいことはおきない。
自分から楽しむために必要なのが笑顔。笑顔の人には人が寄ってくる。
サッカー選手でも同じで、顔がこわばる→肩の力が入る→前傾する→視野が狭くなる→良いプレーが出来ない。という悪循環になる。だから、ガムを噛んで顔をリラックスさせる選手もいる。
脈絡なく書き込みましたが最後に先週のブログでアップした努力ということについての福田氏の考えがとても良かったので書き込んで今週は終わりにします。
努力というのは当たり前でのことで全てのことの一番下にある。他人から見たら努力をしていると言われるかもしれないが自分にとっては当たり前のこと、そして努力には継続性が一番重要。だから、オフにはきちんとオフをとり、気持ちを切り替えて望む。
左は講演会の後の懇親会で大抽選会があり見事に当たった福田氏のサインです。自分で運を持っていると、感化されて当然のように当たりました^^皆さんも運を引き寄せましょう!