ユニオンJFCスポーツ少年団

ユベントスコーチブログ  J’s Voice!

2014年05月14日

J’s Voice

NPO法人ユニオンスポーツクラブ ユベントスJFCスポーツ少年団(以下ユベントス)コーチの勝手につぶやくブログです!お時間があるときに気楽にお読みください!

 voice no.079    県南プレイバック   2014年5月14日

 ワールドカップのメンバーが発表されました。その日は休みだったので生放送で見ていましたが大体の予想通りのメンバーでした。ただ、川崎Fの中村憲剛選手が予備登録メンバーに回ってしまったのは本当に残念です。チームの流れが停滞した時に流れを変えられてミドルシュートも打てる貴重な存在なので、リードされた場面で絶対に必要な選手だと思っていたのに本当に残念というか足が止まる状態を作らないで戦って欲しいと願っています。また、イタリアやベルギーにCKから失点していることを考えるとリードした場面でCKの守備固めにも豊田選手を入れればなど本当にもう少し選手を連れて行ければと思います。フランスもナスリとかブラジルもカカとか有力な選手がメンバーからもれていることを考えるとメンバー登録人数自体もっと増やしても良いのではと思います。あと約1ヶ月後には戦いが始まります。本当に日本の対戦相手はタイプが違う強豪ぞろいなのでどんな戦いになるのか楽しみです。

 さて、先週末は何と言っても6年生の県南大会が大きな試合でした。自分としては久しぶりの県南大会の観戦でユベントスの試合がどのような試合になるか現時点の6年生の強豪のレベルはどこにあるのかとても楽しみにしていました。初戦の対戦相手のはくつるの選手はアップの様子を見ると身長は大きい選手はいなくて、噂ほど強くないのかなという印象を持ちましたが試合前に近くで選手の様子を見ると足の太さ、顔つきと雰囲気でかなりやるんだろうと感じました。試合の結果的には0-3という完敗でしたが立ち上がりから失点するまでの10分弱は、はくつるにサッカーをさせておらず技術やスピード面で劣る部分を最前線からの懸命なディフェンスから一人ひとりが良く戦っていたと思います。ただ、試合を見ていて気になったのは、2列目の選手が広く開きすぎているためかボランチの選手がトップに近づき過ぎていて最終ラインの前にスペースが生まれいていました。低学年の選手にも言い続けている絶対に空けてはいけないスペースが何度も空いています。対戦相手のはくつるの攻撃が両サイドを命一杯広げてくるのでユベントスの選手がサイドへ引きずり出されていたとも言えると思います。そして、前半10分過ぎに失点が産まれます。それは、ゴールキックのボールを跳ね返されて、それをワントップの⑬の選手に拾われて一気にペナルティーエリアに侵入されて左足一旋での失点です。この⑬の選手は本当に動き方が素晴らしく常に良い体の向きでボールを受けています。本当にサッカーの動きを知っている素晴らしい選手でした。このドリブルも一気にスピードに乗り完全にDFと入れ替わっていましたので素晴らしいスピードと技術でした。ただ、今までハーフウェイラインまで飛んでいたゴールキックがこの時は少し当たりが悪くて途中で失速しました。その時に最後尾の選手とボールを競った選手の間にはユベントスの選手は誰もいませんでした。多分、ハーフウェイラインまで飛んでいれば問題なかったと思いますが飛ばない時や相手に強く跳ね返されてしまった時のためのリスクマネージメントが出来ていませんでした。そのプレーまでには一度も自陣のペナルティーエリアに入り込まれてもいなければ決定機も作られていなかったと記憶しているので本当に残念な失点の仕方でした。2失点目のアーリークロスからの逆サイドの選手のボレーシュートは本当にファインゴールでしたのでDFとしては仕方がない失点でしたが返す返すも1失点目がなければ全然違う展開になっていたと思います。それにしてもはくつるの選手の1対1の強さは半端なかったです。

 その後の県大会出場権をかけた、はくつるvsアビリスタも注目して観戦しました。アビリスタは予選で新座片山をしりぞけて、県南の初戦では浦和地区の尾間木を7-0で圧倒したチームですから、はくつるとどんな試合になるのか楽しみでした。立ち上がりは、はつくるの選手が前線から猛烈なプレスをかけてきて、アビリスタの選手は何も出来ずに自陣に押し込まれっぱなしでした。その流れで、はくつるが決定機を迎えましたがシュートはバーをたたきました。その後はプレスの勢いがなくなり拮抗した展開でどちらも決定機はない感じでした。そんな中で、はくつるの左サイドの左利きのキープレーヤー(ユベントス戦の2点目のスーパーボレーを叩き込んだ選手です)の顔面にボールがあたってしまい鼻血が出て止血のため選手交代となりました。その選手交代で右利きの選手が出てきましたがこの交代から唐突に先取点がうまれました。DFの選手が左サイドからカットインをして逆サイドにクロスを上げようとしたボールがミスキックになってしまい、ニヤポストの方に飛んでいきました。そのボールを交代したばかりの選手がうまく反応してDFを背負いながら反転しました。これが交代前の選手ならば左利きの選手だったので選択肢が代わったと思いますが右利きの選手が反転したのでDFを背負いながらも低いクロスを上げることができました。そのボールを見事にゴールに叩き込み、はくつるが1-0で前半を終わりました。ハーフタイムの時に、はくつるが後半の立ち上がりに前半に見せたよなプレスをかけるかどうかが話題になりました。自分はプレスに行った方が絶対にいいと思っていましたがリードしているので恐らく受けに回ってしまうではないかと予想し、そうなると20分は持たないだろうと感じていました。1点差じゃ受けには回らないだろうという意見もありましたが・・・。そして、怒涛の後半戦が始まりました。注目のプレスはというと、自分の予想通り、かけにいかずにユベントス戦よりも一枚DFラインに人を増やす感じで対応していました。結果、決定機は作られないものの、はくつる陣地でのプレーが増えて、はくつるの攻撃はカウンターによる形になっています。流れの中ではミドルシュートぐらいしか、アビリスタの得点機はないだろうという感じで時間が過ぎていきます。そんな中で、多分後半の10分ぐらいにアビリスタのCKになりました。その時に暑さと失点に耐えている疲労感からか、はくつるの選手の声が止まり、何となく失点の臭いがする流れでした。その中でアビリスタの左利きの選手の正確なキックから⑦の選手がドンピシャのタイミングでジャンピングヘッドを叩き込みました。まさしく起死回生のリスタートでしたし、この停滞した流れはミドルシュートかリスタートしかないという場面での正確なキックと完璧なジャンプヘッドですから基礎技術の高さがアビリスタの強さだと感じました。しかし、そこからは猛暑の中、一進一退の展開で残り3分を切りどちらにも点が入りそうになく延長が濃厚な展開でした。そんな中ではくつるの⑬がDFラインの前で、これまた素晴らしい体の向きからドリブルで仕掛けるとアビリスタの選手のファールを誘い、センターサークルを少し出たあたりでFKとなりました。かなり距離のあるFKですが物の見事に左足で蹴られたボールは大きい弧を描きバーに当たりGKに当たってゴールに吸い込まれました。自分の時計で残り時間が2分30秒でした。得点を決めた選手はベンチに掛けより喜びを爆発させていました。これで決まったと誰もが思いましたがその1分後にアビリスタのCKになりました。1点目と同じサイドのCKで同じ選手が同じようなボールを蹴り、ヘディングではありませんがこぼれ球をまた、⑦が蹴りこみ終了間際に2-2の同点になりました。そのまま、延長戦になりましたがはくつるのDFの選手の処理のミスからアビリスタの逆転ゴールがうまれるとその直後のGKを拾われて失点をし2-4となりました。延長の後半にもボランチの⑦がペナルティーエリアの外から左足でつきさし2-5でアビリスタの逆転勝ちでした。本当にしびれる素晴らしい試合でした。試合中にクロスボールからGKと交錯したはくつるの選手が怪我をしてしまうなど本当に激しい試合でした。この気合がないと上にはいけないと感じました。また、この試合センターハーフで守備にも攻撃に走り回っていたアビリスタの⑦の選手がハットトリックですし、2試合を通じてアビリスタのセンターファワードの前線からの運動量は物凄かったです。この日の県南の試合を数試合見て、今後のユベントスの指導に対しての方針も少し明確になってきた気がしますし、自分が数年前から取り組んでいる強化のプランにも大きな影響があった一日でした。残念ながら北足立北部地区代表の4チームは全て敗れてしまいました。それでも、ユベントス以外の3チームは初戦を勝ち、決定戦まで進んでいますので地域のレベルが物凄く低いわけではないと思います。何とか4種リーグや少年団大会で良い結果が出せるように地域でも切磋琢磨できれば良いと思います。かなりの長文・乱文個人的見解になりましたが今週はこの辺で。又、今週末は恒例のユベントス遠足を企画していますのでお楽しみに!

 

 


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